News

メゾン・ルノーブル、ゼロ・ドサージュの2キュヴェ「V16」と「V20」を発表

メゾン・ルノーブル(Maison Lenoble)がシャンパーニュ地方からゼロ・ドサージュ(無添糖)の新キュヴェ「V16」と「V20」をリリースし、ブリュット・ナチュール(brut nature)スタイルの台頭を改めて印象づけました。

公開日

何が起きたか

メゾン・ルノーブル(Maison Lenoble)は、シャンパーニュ地方において「V16」と「V20」と名付けられた2つのゼロ・ドサージュ・キュヴェをリリースしました。ゼロ・ドサージュとは、瓶詰め後に糖分を一切添加しないスタイルを指し、ブリュット・ナチュール(brut nature)とも呼ばれます。今回の発表は2026年10月15日付けで確認されています。

なぜ重要か

かつてゼロ・ドサージュのシャンパーニュは、一部の愛好家のみが求める特殊なカテゴリーと見なされていました。しかし現在、このスタイルはシャンパーニュ地方における明確なトレンドとして定着しています。その背景には、消費者の間で添加糖分を避ける志向が強まっていることと、ブドウ自体の成熟度が向上したことが挙げられます。ブドウの品質が高まることで、補糖に頼らずとも十分なバランスと複雑さを持つシャンパーニュを生み出せるようになりました。

メゾン・ルノーブルによるV16とV20の発表は、こうした市場の変化に対するプロデューサー側の戦略的な応答と言えます。ニッチな存在だったスタイルが、今やシャンパーニュ生産の重要な一角を占めるに至ったことを、今回のリリースは改めて示しています。

背景

シャンパーニュにおけるドサージュ(liqueur d'expédition)の慣行は、発酵後に生じる酸味を和らげ、スタイルを整えるために長年用いられてきました。ゼロ・ドサージュはこの工程を省くため、ブドウそのものの質と醸造技術が直接的に品質を左右します。消費者の嗜好が低糖・無添加へとシフトするなかで、このスタイルへの関心は一部の専門家層を超えて広がりを見せています。メゾン・ルノーブルが2つのキュヴェを同時にリリースしたことは、このカテゴリーへの本格的な取り組みを示すものとして業界内外から注目されています。

出典

  1. Terre de Vins —