地域

アイ(Aÿ)

マルヌ川南岸に位置する単一のグラン・クリュ村。歴史的にシャンパーニュ地方で最も名高いピノ・ノワールの産地であり、ボランジェ、ドゥーツ、アヤラの本拠地でもあります。

地理

アイ(Aÿ-Champagneと表記されることもあります)は、マルヌ川を挟んでエペルネの対岸、南向き斜面の北側に位置します。南向きの日照、白亜質の下層土、緩やかな勾配という条件がそろい、何世紀にもわたってシャンパーニュ地方で最も評価の高いピノ・ノワールの産地の一つとされてきました。

テロワール

アイを象徴するブドウ品種はピノ・ノワールです。村全体が100%グラン・クリュの格付けを受けています。アイ産のワインは骨格がしっかりしており、肉付きが良く、長期熟成にも耐えるため、数多くのプレスティージ・キュヴェの中核を成しています。ボランジェの《ラ・グランダネ》やゴッセ・セレブリスはこの地を基盤としており、クリュッグの《グランド・キュヴェ》やルイ・ロデレールの《クリスタル》にもアイの果実が欠かせない存在となっています。

アイに本拠を置くメゾン

ボランジェ(1829年創業)、ドゥーツ(1838年)、アヤラ(1860年)、ゴッセ(1584年を名乗る、地方最古級のメゾンの一つ)のほか、グートルブアンリ・ジローといった専門的な造り手も、人口5,000人に満たないこの村を拠点としています。歴史あるメゾンがこれほど集中していること自体が、アイの畑の質の高さを物語っています。

格付け

アイはシャンパーニュ地方にある17のグラン・クリュ村の一つであり、歴史的にはピノ・ノワールの最高峰として最も高く評価されてきた地でもあります。ブドウの取引価格もしばしば地方最高水準に達します。